新品未使用のままコレクションしていた1865年創業スイスリュージュ社製の、世界最小の17弁オルゴール内蔵からくり懐中時計です。 時計とオルゴール、からくり細工の動作は良好です。 時計はアラーム機能がついており、セットした時間にオルゴールの音色を奏でます。ケースの裏蓋を開けるとネジ穴がありますので、そこに付属の鍵を指してネジを回します。ネジ穴の近くにボタンがありますので、そこを押し続けることでも音をならすことができます。 からくり時計ですのでオルゴールの音色とともに、鳥を持った騎乗の男性の腕と水を飲む馬の首、水を汲む女性の腕とポンプと水流が動きます。 裏蓋の表面にはバクパイプと弦楽器がエングレービングされています。 表面には金メッキ加工が施されています。 サイズ：直径約52mm・厚さ約22mm 重さ：122g 「リュージュの懐中時計の特徴は懐中時計なのにオルゴールのからくりが内蔵されている非常に面白い時計となります。また、この機構がすごいのはもちろんですがこの懐中時計、オルゴール、からくりを搭載して時計の製作を行っているのはリュージュ社のみ。このようなハイスペックな3つの機構を搭載しているものは存在しません。この機構は17世紀後半にイギリスの時計師であったドワード・バローやダニエル・クエアーが発明されたとしています。現在では多くの高級時計に搭載されている永久カレンダやトゥールビヨンと並んで古典的な3大複雑機構に数えられるほどです。」